前向きの憂鬱

京都在住。ふとした激動を大事に。観光シーズンには観光地の紹介もします。

天井仰向け

嫌いな景色。天井はとんでもない景色で疎外感を与える。無機質な光にたたき起こされる朝。そこに映るはとんでもない数の黒色の斑点がちりばめられた天井である。周りを見渡すと、すでに起きて洗顔の準備をしている者もいれば、「ふがあああああああ」といった獣の雄たけびを上げるもの、そしてまだ寝たいを言わんばかりのもぞもぞをしている奇行種もいる。

天井に仰向けという姿勢は、人間の死に直結する姿勢である。病院という、いつもと違う景色のはずなのに何も感動を与えてくれない。つまり退屈して活力を奪っていく。奪われた活力は、取り戻そうとしても生命活動を有していない相手から取り返すことなど不可能である。まさしくこれの循環の阻害である