前向きの憂鬱

京都在住。ふとした激動を大事に。観光シーズンには観光地の紹介もします。

ストレスのたまらない立場

ちょうどいい立場というのが存在する。それは自分にとってストレスがたまらず、ある程度必要とされる立場である。アルバイトをやっているとちょうどいいの正体とは余力であることに気づいた。余力とは本気を出さずに自分の可能性を知らしめることである。

アルバイトをしているといいように使われず、それでもやるべきことだけきちんと終えて帰っていく器用な人間がいる。だが、それは生まれつきのものではなく自分で懸命に計算をして、本当はここまでできるという限界を周りに気づかれずに伸ばしながら普段の能力で仕事をするということである。例えば一時間で終えなければならない業務があったとして、本来は今までの気づきの積み重ねで三十分で終えられるのだが、少し余力を残すことで周りに気を遣うことが出来る。ここで少しの気遣いを入れることで他人の評価が上がり、まずシフトを削られることはない。さらに決められた業務にほんの少しだけの+αすることでちょうどいい地位と確立することが出来る。

 完全なちょうどいい地位を確立した時には、アルバイトの中で本来はかなりの実力を持つ人間になっている。しかしそれを隠し持つことでまあまあ仕事ができ、まだ何かできそう感を自然と漂わせることが出来る。なぜならこの状態になると精神面でも落ち着きが生まれ、なぞの安心感を相手に与えるからだ。能のあるタカは爪を隠すことで余計なストレスとは無縁になるのである。