心の日記

京都在住なので京都のネタを書く。

松尾大社の三つの庭


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京都府左京区の有名観光スポット、嵐山の隣にある松尾大社は京都最古の神社でありその昔この地方に住んでいた人々が松尾山の神霊を祀って守護霊としたのが始まりです。

平安時代には当時の皇室からの厚い御崇敬を受け、一番高い格式の正一位の神階を受け、賀茂両社(現在の上賀茂,下鴨神社)と並んで皇城鎮護の社にとされました。その境内は広く、嵐山一帯の山林や数十か所の荘園を有していました。

現在の敷地も後ろの松尾山を含めた12万坪が境内となりその格式も京都で最も高いものです。

背後の松尾山は別名別雷山(わけいかずちのやま)と呼ばれ、七つの谷に分かれています。この別雷山から流れる水を使い、松尾大社では酒造りが盛んにおこなわれてきました。今でも松尾大社には、水の代わりに酒で蒸した酒まんじゅうなどの名物が、松尾大社の酒に対する情熱を語り継いでいます。

松風苑

そんな松尾大社には明治時代以降の現代最高の芸術的作品といわれる三つの庭園があります。

 

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こちらは蓬莱の庭と呼ばれ、昔中国で不老不死の島として挙がった蓬莱の島をモチーフにしたものです。中にいくつもの島を形成し、池泉回遊式にすることで幻の島を再現しています。

こちらは平安時代の最も栄えた時期を再現したもので曲水の庭と呼ばれます。こちらは別雷山から流れる水を御手洗川として水を流し、上部は青石で優雅に緑でおおわれています。また川は御神水山麓を洗うという意味が込められており、松尾大社の山に対する信仰の証でもあります。

 

最後の上古の庭は別雷山の神蹟にちなんで作られたものです。巨大な石と一面に植えられた丹波笹は、後ろの山の趣を表しているといわれています。

ちなみに使われている医師はすべて徳島の吉野川の石を使用しているそうです。吉野川四国三郎と呼ばれ、流れが激しく、石は角を削り取られるため、表面がさらさらした石が多いです。三つの庭園を見る際にはこの医師に注目すると良いと思われます。

 

 

松尾大社の公式サイト
www.matsunoo.or.jp