前向きの憂鬱

京都在住。ふとした激動を大事に。観光シーズンには観光地の紹介もします。

方丈庭園

清涼殿から見える禅院式の枯山水庭園である。この庭は巨石の姿から通称虎の子渡しと呼ばれており、石と江戸時代以降の木々を組み合わせ、一つの場所に集結させている。

日本の文化であるわびさびは、この様な余白を楽しむことが一つの特徴でありその趣は禅寺特有の建物の形式と相まって魅力満載である。

また写真の右側には大方丈というこけら葦の建物があり、豊臣秀吉のが建造寄進したものを江戸自体初期に改築したとされておる。内部には重要文化財平安時代聖観音菩薩立像が安置されており、襖絵は狩野元信、永徳の傑作である。

 

写真は小方丈である。大方丈の後方斜めに位置しており、書院は伏見城の小書院を移したものであり、襖絵は狩野探幽の傑作といわれ、特に水吞の虎は名高い。

庭は別名「如心庭」と呼ばれ、文字通り心字型にに石を配置している。当時の管長柴山全慶が『心を表現せよ』と熱心に指導したように落ち着いた枯山水式庭園となり、1966年と新しく作られたものであるにもかかわらず 、歴史が深いように感じられる傑作である。

 

大方丈と小方丈はともに禅寺の貴重な遺産であるため、国宝に指定されている。秋になると紅葉もバックに趣が深くなるため年に一度は絶対に訪れてみたいものである。