前向きの憂鬱

京都在住。ふとした激動を大事に。観光シーズンには観光地の紹介もします。

三門

一般的に山門と書かれるが、正式名称がこれである。

三門の意味は、空門、無相門、無願門の悟りに通ずる三つの解説である。

 

1295年に西園寺実兼の寄進によって建設されたが、1448年に焼失。その後1628年に藤堂高虎によって大坂夏の陣戦没者の供養の意味を込めて再建され、今に至る。禅宗式の三門は正面から見て5つの柱によって区切られており、また中央の三つの空間にはそれぞれ大開の板戸があることから五間三戸の三門と呼ばれている。

 

当時三門は、寺という聖域の入り口であるために、身も心も清めてからくぐらなければならない重みがあった。

この南禅寺の三門は京都知恩院、山梨久遠寺の三門とともに日本三大門であり、その風格は圧倒されるばかりである。また、南禅寺の三門付近には、もみじの木がぎっしりと植わっており、巨大な三門と紅葉の織り成す絶景を楽しむことが出来る。

こちらの写真は三門の二層部分から移したものである。入母屋造りと呼ばれるこの三門は、500円の拝観料を払うと二層部分に上がり、景色を楽しむことが出来る。南側を撮ったこの写真は、天授庵を上から望むことが出来

東側はこのように法堂とともに紅葉を拝むことが出来る。

北側は白川、岩倉方面の街並みが、わずかだが伺うことが出来る。

西側(正面)からは三条、四条方面の街並みを鑑賞することが出来る。また振り返って正面には本尊の王冠釈迦如来を安置し、藤堂高虎徳川家康とその重臣の位牌が安置されている。また、天上には狩野探幽作の天上の鳳凰、天人の極彩色の図が書かれており、これもまた見事なものである。

高さ22メートルの南禅寺の三門、南禅寺観光の最後に思い出としていくのも良いものである。