前向きの憂鬱

京都在住。ふとした激動を大事に。観光シーズンには観光地の紹介もします。

天授庵

 

 

 

 天授庵は南禅寺を開山したい大明国師無関普門禅師を祀る南禅寺の開山塔であり、南禅寺で最も由緒のある寺院です。本堂のは大明国師の等身大木像を安置しており、ふすまには桃山画壇の代表的人物である長谷川等伯の本堂襖絵が書かれています。

(残念ながら襖絵は非公開でした)

この天授庵には二つの庭園が存在します。

写真は本堂前庭(東庭)です。数個の石と白砂、そして緑苔を適所に配置した枯山水観賞式庭園です。日本独特の景観に紅葉の鮮やかさ背景に加えてみるものを魅了します。

こちらは鑑賞のために人が混雑し、撮影するのが比較的困難でした。

 

 

 

 

 

そして書院南には鎌倉末期から南北朝時代に作られた池泉回遊式の庭があります。

南北朝時代の庭の特徴は池の中央に出島をつくり、池を分けているところです。また、池に傾斜を作ることで、池に大きな変化を持たせているところが特徴です。また、書院南は背景に竹林を併置しているため、木漏れ日によっていい具合に紅葉が光り輝き、竹林との色の対比が美しくなります。

こちらが小池(東側)になります。影が多く、光が水面に降り注がないことから紅葉が生えやすくなります。明るい部分と暗い部分が分けられていて、奥の明るい空間に向かって光が伸びています。

 こちらの写真はすべて大池(西側)を撮影しました。さっきとは打って変わって木漏れ日が降り注ぎ、照らされた竹林と紅葉が水面に映し出されます。先ほども書きましたが竹林が背景になると幻想世界に来たような気分になります。竹林は背が高いため、余分な光を遮断し、必要な光だけ境内に届けるのです。

 

 

 

入口の正面からはこのような写真を撮れました。こちらも京都らしい風景です。