前向きの憂鬱

京都在住。ふとした激動を大事に。観光シーズンには観光地の紹介もします。

鈴虫寺のビジネスのすごさ

こんにちは。gorihisaです。

最近京都は外国人観光客が多く、日本人観光客が少なくなってるように思いましたが、今回言った鈴虫寺でやはり京都は日本人にも人気な観光スポットだと思いました。

 

 

鈴虫寺、正式名称妙徳山華厳寺といいます。臨済宗のお寺で1868年に改宗されました。願いが叶う地蔵菩薩、鈴虫の鳴き声背に聞く説法、そして縁結びのお守りなどが有名です。

実はここに来るまではどういうお寺なのか全く知りませんでした。実際行ってみると前にそんなに並んでいないのにもかかわらず待ち時間が四十分でした。この時私は、境内を解説付きで見て回る方式なのかと思いました。

しかし、実際に入ってみると、

テーブルに案内されこのように茶菓子をふるまってもらいました。

そして座敷の上手には大量の鈴虫の入ったケースが置かれていました(鈴虫は撮影禁止)。

何が始まるのかと思うと、目の前に優しそうなおじさんが登場し、説法を始めました。

内容は鈴虫の飼育方法、鈴虫寺から見える京都の絶景、門の横にある地蔵菩薩にお願いをしてください、桜をうらやましく思わないこと(人は違う個性があり他人とは比較できない、ひとつひとつ積み重ねが大事、、、、、、、、、、、

正直内容は普通のことです。しかし、話す人の語り口調で人々を笑い包み、鈴虫の音色もあって非常にいい気分になるのです。おそらくですが、語り部の人は綾小路きみまろをみて勉強なさったのでしょう。

30分ほどのお話を聞いた後、縁結びに効くといわれるお守りを販売します。やはり話の効果は絶大でお守りは瞬く間に売れていきます。気分がよくなると購買意欲が向上し、普段買わないようなものも買うようになるそうです。

 

弱者が生き残るための道

 この華厳寺は、文化財も少なく、集客するのは厳しいお寺です。しかし、このようなお寺が生き残るには新しい付加価値を生みだすしか方法がありません。そこで鈴虫という人々を鳴き声で魅了することで人をひきつけるのです。しかし、それだけでは清水寺や八坂神社のように、このお寺そのものの価値が他と比べるとあまり高くないために客が勝手にお金を落としていくようなことはありません。ということは客が金を落としていくように自分たちから誘導していかなくてはいけません。そのために説法という人がなせる技を利用して、本来の価値よりも高いように見せるのです。

よって説法にあとはみんなお守りにお金を払いますし、地蔵菩薩に賽銭を落としていくわけです。これは企業でもよく似た話です。大企業などはもともと有名な商品がそろっているために自分たちから宣伝しなくてもある程度、客が自ら商品を買っていくために黒字となります。しかし、中小企業はスポンサーもなく、自分たちでほかにない新しいものをつくり、宣伝しなければ客に商品やサービスを買ってもらうことができません。鈴虫寺でも全く同じことが言えます。

この鈴虫寺は30年前からこのようにして生き残ってきました。集客率を見ても間違いなく人気の観光スポットでしょう。

 

弱点

しかし、行ってからしばらくしてお寺としての満足度はどうでしょうか。私自身、お寺観光としての満足度は非常に低かったです。それはそのはずです。30分知らないおじさんの説法を、鈴虫の鳴き声と一緒に効いて終わりなのですから。

やはり、そう考えると京都にある本来の魅力という意味ではこの鈴虫寺は物足りないを感じるところもあるでしょう。実際「もう二度と行かない」という声も多いそうです。

少しでもお寺の少ない魅力をもっと見せてくれると自分としては嬉しかったりします。

 

 

しかし、エンターテイメントとしてこのお寺に行くことは非常におすすめなのかもしれません。行ったことない方は一度行かれてみるといいでしょう。色々と思うことがあるはずです。

 

京都が一望できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴虫寺

〒 615-8294

京都府京都市西京区松室地家町31

📞075-381-3830

 

🚌市バス 京都駅 28号系統 松尾大社前下車 徒歩15分

     三条京阪 63号系統 鈴虫寺行終着 徒歩2~3分

     四条烏丸 29号系統 苔寺道下車  徒歩5分

 京都バス 京都駅   73、83号系統 鈴虫寺行終着徒歩2~3分

      四条烏丸  73番 鈴虫寺行終着 徒歩2~3分

🚃 阪急嵐山線 上桂もしくは松尾大社下車 ともに徒歩15分

 

拝観時間 9~17時(受付16時半)

 拝観料 500円(中学生まで300円)